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e-Statって何?「国の統計」から船橋市のデータを確認する方法
2026-08-01
以前の記事で、船橋市の「オープンデータカタログ(BODIK ODCS)」の使い方を紹介しました。今回は、それとは別にもうひとつ知っておくと便利な統計の入り口、「e-Stat(政府統計の総合窓口)」について紹介します。
「市のデータ」と「国のデータ」は別物
船橋市のオープンデータカタログは、船橋市という一つの自治体が独自に集計・公開しているデータです。一方でe-Statは、総務省統計局が運営する、各省庁が実施した統計調査の結果を横断的に検索できるポータルサイトです。国勢調査(総務省)、人口動態統計(厚生労働省)、特産果樹生産動態等調査(農林水産省)など、さまざまな省庁の統計がここに集約されています。同じ「船橋市」というキーワードでも、市の窓口で聞くべき話と、国の統計を見るべき話は分かれている、というイメージです。
筆者は自治体でのDX推進の経験を経て、現在はデータサイエンティストとして企業や自治体のデータ分析・可視化に携わっています。実務でも、市区町村単独の集計だけでは足りず、国の統計と組み合わせて初めて意味のある比較ができる場面が多くあります。e-Statのデータは、e-Stat自体が提供するAPI(今回、本サイトの「地区マップ」の人口データ取得にも実際に使っています)を使えば、CivicScope船橋のような個人サイトからでも扱うことができます。
本サイトでも、実は何度も使っている
これまで本サイトで紹介してきた記事の中にも、e-Stat経由のデータをもとにしたものがいくつかあります。
- 「船橋市は昼のまちか夜のまちか」の記事:総務省統計局「国勢調査」の従業地・通学地集計
- 「船橋の梨」の記事:農林水産省「特産果樹生産動態等調査」
- 「空き家問題」の記事:総務省統計局「住宅・土地統計調査」
- 「AEDの効果」の記事:総務省消防庁「消防白書」
いずれも、船橋市のオープンデータカタログには載っていない切り口のデータで、記事の説得力を補強するために使っています。
なぜ両方を確認する必要があるのか
船橋市のオープンデータカタログだけでは、「船橋市が全国・県内でどういう位置づけにあるのか」という比較の視点が持ちにくいという限界があります。たとえば「船橋市の梨の栽培面積が◯ha」という数字だけでは、それが多いのか少ないのか判断できません。そこにe-Stat経由の「千葉県は全国1位」「10年で20%減少」といった全国・都道府県単位のデータを重ねることで、はじめて数字の意味が立体的に見えてきます。本サイトの記事づくりでも、この「市のデータ×国のデータ」の組み合わせを意識しています。
e-Statを実際に使ってみたい方へ
e-Stat(https://www.e-stat.go.jp/)のトップページから、知りたい統計調査の名前(例:「国勢調査」「住宅・土地統計調査」)で検索し、都道府県・市区町村で絞り込むことで、該当するデータにたどり着けます。ただし、公開されているデータの多くはExcelやCSVの生データで、集計や可視化が前提とされていないものも少なくありません。本サイトがやっているのは、こうした生データを読み解き、船橋市に関係する部分を抜き出して、グラフや文章としてわかりやすく再構成する作業です。
このデータの前提について
e-Statに掲載されている統計調査は、それぞれ調査年・調査対象・集計方法が異なります。本サイトの記事で紹介している数値も、記事ごとに調査年が異なる場合があるため、最新の数値を確認したい場合は、必ず各記事内のリンク先や、e-Stat上の該当ページで直接ご確認ください。