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地域・コミュニティ

船橋の梨が「県内屈指」と言われる理由。直売シーズンは8月中旬から

2026-07-31

船橋の梨が「県内屈指」と言われる理由。直売シーズンは8月中旬から

以前の記事で「市内には梨畑が広がる」と紹介しましたが、今回はその梨についてもう少し詳しく掘り下げてみます。船橋市が梨の産地として、実際どれくらいの位置づけにあるのかを見てみましょう。

千葉県は梨の「三冠王」

梨の生産に関する統計では、「収穫量」「栽培面積」「産出額」の3つすべてで、千葉県が全国1位となっています。船橋市はその千葉県の中でも有数の産地のひとつです。ただし、船橋市の県内での位置づけについては情報源によって多少ばらつきがあり、収穫量・栽培面積で県内トップクラスとする情報がある一方、産出額(金額ベース)では白井市・市川市・鎌ヶ谷市に次ぐ県内4位とする情報もあります。いずれにせよ、全国的に見て有数の産地であることは間違いありません。

市内の主な梨の産地

船橋市内では、法典地区、神保・大神保地区、大穴・坪井地区、二和三咲地区、小野田地区など、複数のエリアに梨農家が分布しています。栽培される品種は「幸水」「豊水」「新高」の3種が中心で、それぞれ食感や甘みの特徴が異なります。産地直売がお目当ての方は、8月中旬から10月中旬頃までが狙い目です。

地域に根づいたお祭りも

二和三咲地区では、梨農家の敷地を会場にした「梨まつり」が毎年開催されています。ステージイベントなども行われる、地域に根ざしたお祭りです。詳しい開催情報は、時期が近づいたら地域の情報サイトなどで確認してみてください。

実は、栽培面積は全国的に減っている

明るい話題ばかりではありません。農林水産省が実施している「特産果樹生産動態等調査」(政府統計の総合窓口e-Statで公開)のデータをもとに、千葉県の梨の生産推移を10年単位で見ると、2015年から2024年までの10年間で、収穫量は32.5%、栽培面積(作付面積)は20.4%、それぞれ減少しています。

千葉県の梨の生産指数(2015年→2024年、2015年=100として指数化)

出典:農林水産省「特産果樹生産動態等調査」(e-Stat掲載データをもとに編集部で指数化)

これは全国的な減少傾向(同じ10年間で全国の収穫量は30.2%減少)とほぼ同じ水準の減少幅です。それでも千葉県は、この10年間、梨の生産量における全国順位で常に1位か2位(平均順位1.1位)を維持し続けており、「全国トップクラスの産地であり続けながらも、規模そのものは縮小している」というのが実態に近いと言えそうです。船橋市に限定した数値ではありませんが、都市化が進む船橋市においても、同様の傾向がある可能性は高いと考えられます。「船橋というまちの魅力」の記事で触れた「都心近郊でありながら農のある風景が残っている」という船橋市の姿は、こうした全国的な逆風の中でかろうじて保たれている風景なのかもしれません。

数字の背景について

産地・品種・お祭りに関する情報は、梨農家による情報発信サイトや観光関連サイトの公開情報をもとにしたものです。栽培面積・収穫量の推移に関する数値は、農林水産省「特産果樹生産動態等調査」(e-Stat)に基づく千葉県全体の値であり、船橋市単体の統計ではない点にご留意ください。最新の梨まつりの開催情報や購入方法については、各情報サイトを直接ご確認ください。

次にできること

船橋市の他のテーマも、ダッシュボードで実際のデータを確認できます。

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