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地域・コミュニティ

船橋市の農業産出額は67億円。実は梨より野菜が主役だった

2026-08-01

船橋市の農業産出額は67億円。実は梨より野菜が主役だった

これまで本サイトではを中心に船橋市の農業を紹介してきましたが、実際の産出額(お金に換算した生産の規模)で見ると、船橋市の農業の主役は梨ではなく野菜でした。農林水産省が市町村別に公表しているデータから、船橋市の農業の全体像を見てみます。

船橋市の農業産出額は約67億円

農林水産省「市町村別農業産出額(推計)」(令和5年)によると、船橋市の農業産出額の合計は669千万円、日本円でおよそ66.9億円です。内訳は、耕種(米・野菜・果実など)が512千万円(76.5%)、畜産(乳用牛・鶏など)が158千万円(23.6%)となっています。

産出額の過半数を占めるのは、実は野菜

耕種の内訳をさらに見ると、野菜が372千万円と、産出額全体の55.6%を占めています。一方、梨を含む果実は107千万円で16.0%です。

船橋市の農業産出額の内訳(令和5年推計、千万円)

出典:農林水産省「わがマチ・わがムラ」(令和5年市町村別農業産出額(推計))

つまり、金額ベースで見た船橋市の農業は、梨畑のイメージよりもずっと「野菜のまち」としての性格が強いということになります。船橋市には農業経営体が632、総農家数は799戸あり、その多くが都市近郊の立地を生かした野菜農家です。

特に多いのは、ほうれんそう・だいこん・にんじん

作付面積(2020年農林業センサス、一部は令和5年産作況調査)で見ると、ほうれんそうが242経営体・80haと最も広く、次いでだいこん141経営体・64ha、キャベツ122経営体・39ha、ブロッコリー130経営体・18haと続きます。

主な野菜の作付面積(ha)

出典:農林水産省「2020年農林業センサス」「令和5年産作況調査(野菜)」

中でも注目したいのが「春夏にんじん」です。作付面積48ha、収穫量2,210t(令和5年産)という規模を持ち、国の「野菜指定産地」制度の対象品目にもなっています。指定産地とは、大都市圏への安定的な野菜供給を目的に国が指定する産地のことで、船橋市が全国的に見ても一定の存在感を持つにんじんの産地であることを示しています。

梨は「果実」の主力だが、農業全体では脇役

もちろん、梨(日本なし)が船橋市の農業を代表する存在であることに変わりはありません。栽培面積138ha・108経営体という規模は、市内の果樹の中でも突出しています。ただし、産出額でみると果実全体でも農業産出額の16%にとどまり、野菜の55.6%と比べると、経済規模としては野菜の方がはるかに大きいというのが実態です。梨は「船橋市の顔」としての存在感、野菜は「船橋市の農業の実質的な稼ぎ手」という、それぞれ異なる役割を担っていると言えそうです。

データの出典と留意点

本記事で紹介した数値は、農林水産省「わがマチ・わがムラ」で公開されている市町村別データ(2020年農林業センサス、令和5年市町村別農業産出額(推計)、令和5年産作況調査など)を出典としています。調査年・集計方法が指標ごとに異なる点にご留意ください。

次にできること

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