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行政・財政

市への「要望」は5年で2割減、でも「電子ポスト」は5割増——船橋市の声の届け方の変化

2026-09-25

市への「要望」は5年で2割減、でも「電子ポスト」は5割増——船橋市の声の届け方の変化

船橋市の「市民相談・要望」の件数は、令和2年度の14,862件から令和6年度の11,992件へと減っています。この全体の動きは以前の記事で取り上げましたが、内訳を見ると、減っているものと増えているものが混在しています。この記事では、市に「要望・意見」を届ける窓口のうち、インターネットで受け付ける「市政電子ポスト」に注目します。なお、船橋市では市政に対する意見・要望を、インターネット(メールフォーム)のほか、専用の封書(郵送料不要)でも受け付けています。

要望等の内訳(令和2年度〜令和6年度)

年度市政電子ポスト郵便その他要望等の合計電子ポストの割合
令和2年度1,181件81件11,048件12,310件9.6%
令和3年度889件183件11,074件12,146件7.3%
令和4年度2,237件164件8,543件10,944件20.4%
令和5年度1,793件111件7,886件9,790件18.3%
令和6年度1,833件93件7,559件9,485件19.3%

要望等の合計は-22.9%、電子ポストは+55.2%

令和2年度から令和6年度にかけて、要望等の合計は12,310件から9,485件へと22.9%減りました。減少の中心は「その他」で、11,048件から7,559件へと31.6%減っています。一方、「市政電子ポスト」は1,181件から1,833件へと55.2%増え、要望等に占める割合は9.6%から19.3%へと約2倍になりました。「郵便」は81件から93件と、件数自体は少ないままです。

令和4年度に大きな段差

電子ポストの件数は、令和3年度の889件から令和4年度の2,237件へと、1年で151.6%増えています。同じ年に「その他」は11,074件から8,543件へと大きく減っており、窓口や電話などで受け付けていた声が電子ポストに移った可能性もありますが、このデータだけでは断定できません。なお、「その他」の中身(電話・窓口など何が含まれるか)は、出典の統計書の表からは確認できていません。

一方、法律・生活の相談はほぼ横ばい

要望等とは別に集計されている「市民相談」(法律相談・生活相談)は、令和2年度の2,552件から令和6年度の2,507件へと1.8%の減少にとどまり、ほぼ横ばいです。内訳では、法律相談が1,153件から1,255件へと8.8%増えた一方、生活相談は1,399件から1,252件へと10.5%減りました。市民相談全体の減少(-19.3%)の大部分は、要望等の減少によるものであることがわかります。

この記事の限界について

本記事の数値は、船橋市統計書の「市民相談状況」(資料:市民の声を聞く課)にもとづいており、要望等の「その他」の内訳は公表資料からは確認できていません。件数は受け付けた声の数で、内容や対応結果を示すものではありません。また、電子ポストの増加が新しい制度の開始によるものかどうかも、このデータからは分かりません。受付方法など最新の情報は、市公式サイトの案内でご確認ください。

出典

  • 船橋市統計書「O 市民生活」O-1 市民相談状況(資料:市民の声を聞く課):PDF
  • 船橋市「お問い合わせ・ご意見・ご要望」(メールフォーム・専用封書での受付):船橋市公式サイト
  • 船橋市「電子ポスト(市政に対するご意見・ご要望)」:船橋市公式サイト
  • 割合・増減率は、上記データをもとに筆者が計算したものです。

次にできること

この記事で紹介した数字は、実際のダッシュボードでもっと詳しく、最新の状態で確認できます。