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人口・世帯

船橋市の転入超過、実は「東京都から」ではなかった

2026-08-02

船橋市の転入超過、実は「東京都から」ではなかった

船橋市は長年、転入者数が転出者数を上回る「転入超過(社会増)」の状態が続いています。都心へのアクセスの良さを考えると、その相手は東京都が中心だろう——そう思っていましたが、船橋市が公表している内訳を見ると、実態は少し違っていました。

社会動態は、この10年でおおむね拡大傾向

船橋市が発行する「令和6年度 ふなばしの人口」によると、転入者数から転出者数を引いた「社会動態」は、2014年の2,557人から、2023年には3,885人まで拡大しています。

船橋市の社会動態(転入超過数)の推移(人)

出典:船橋市「令和6年度 ふなばしの人口」(船橋市統計書をもとに作成)

年によって増減はあるものの、船橋市が着実に人を集め続けているまちであることがわかります。

東京都との人口移動は、実はほぼ「均衡」している

ここからが本題です。令和5年(2023年)の転入超過3,885人を、転入・転出の相手先別に分解すると、次のようになります。

転入超過数の相手先別内訳(令和5年、人)

出典:船橋市「令和6年度 ふなばしの人口」

最も大きく転入超過に貢献しているのは、東京都・千葉県以外の道府県で、1,916人です。次いで国外が1,694人と、僅差で続きます。一方、東京都との間の社会動態はわずか62人、千葉県内の他自治体との間もわずか57人で、いずれもほぼ「転入と転出が釣り合っている」状態です。「船橋市は東京都から人を集めている」というイメージとは裏腹に、実際の転入超過を牽引しているのは、東京都・千葉県以外の道府県と海外からの転入だった、ということになります。

特に伸びているのは「国外」

令和元年(2019年)から令和5年(2023年)にかけての5年間で、相手先別の社会動態の変化を見ると、国外との社会動態が895人の増加ともっとも大きく伸びています。実際、船橋市の外国人人口は2019年の18,855人から2023年には21,268人まで、5年間で12.8%増加しており、中でもベトナム(+853人、25.2%増)、ネパール(+428人、34.7%増)の増加が目立ちます。転入超過の拡大は、こうした外国人住民の増加とも重なり合っている様子がうかがえます。

転入超過を牽引しているのは20代

年齢層別に見ると、2024年(令和6年)の転入超過3,899人のうち、20〜29歳が3,035人と、全体の8割近くを占めています。進学や就職を機に船橋市に移り住む若い世代が、人口増加の主なエンジンになっていることがわかります。

出典・データの限界について

本記事の数値は、船橋市が公表している「令和6年度 ふなばしの人口」(船橋市統計書をもとに企画財政部政策企画課が作成)によるものです。年によって集計時点や定義が一部異なる場合があるため、詳細は船橋市の公式資料でご確認ください。船橋市全体の人口推移は人口ダッシュボードでもご覧いただけます。

次にできること

この記事で紹介した数字は、実際のダッシュボードでもっと詳しく、最新の状態で確認できます。