人口・世帯
船橋市の外国籍住民ランキング、1位は中国、2位はベトナム。8か月で最も増えたのはミャンマー
2026-08-30
船橋市は毎月、住民基本台帳をもとにした「国籍別人員表」を公表しています。あまり知られていませんが、これは船橋市に住む外国籍住民の内訳を、国ごとに毎月確認できる貴重なデータです。2026年8月時点の最新データから、実際にどの国の方が多いのか、そしてここ数か月でどう変化しているのかを見てみます。
1位は中国、2位はベトナム、3位はネパール
2026年8月1日時点の船橋市「国籍別人員表」によると、外国籍住民の国籍別ランキングは次のとおりです。
船橋市 国籍別人員ランキング(2026年8月、上位10か国、人)
出典:船橋市「国籍別人員表 2026(令和8)年」(住民基本台帳、令和8年8月1日時点)
もっとも多いのは中国籍で8,832人。次いでベトナム籍が5,468人、ネパール籍が3,198人と続きます。この上位3か国だけで、上位10か国の合計の7割以上を占めており、船橋市に住む外国籍住民のうち、東アジア・東南アジア・南アジア出身の方が多数を占めていることがわかります。以前の記事(「転入超過、実は東京都からではなかった」)でも触れたとおり、船橋市の外国人人口は2019年の18,855人から2023年には21,268人まで、5年間で12.8%増加しており、この傾向は今も続いているとみられます。
8か月で最も増えたのはミャンマー(+30.4%)
今回新たにわかったのは、2026年に入ってからの8か月間(1月→8月)における国籍別の増加率です。
国籍別人員の増加率(2026年1月→8月、%)
出典:船橋市「国籍別人員表 2026(令和8)年」(住民基本台帳、各月1日時点)をもとに算出
もっとも増加率が高いのはミャンマー籍で、856人から1,116人へと30.4%増加しています。次いでインドネシア籍が916人から1,117人へ21.9%増、ネパール籍も2,869人から3,198人へ11.5%増と、いずれも上位3か国(中国・ベトナム・ネパール)よりも高い伸び率を示しています。一方、もともと人数が多い中国籍(+1.7%)・ベトナム籍(+2.1%)は、絶対数の増加こそ大きいものの、伸び率としては相対的に緩やかです。タイ籍だけは403人と、8か月間でわずかに減少(-2.9%)しています。
なぜミャンマー・インドネシア国籍が増えているのか
船橋市はデータの背景(技能実習・特定技能などの在留資格別内訳)までは公表していないため、増加の直接の理由を断定することはできません。ただし、ミャンマー籍・インドネシア籍の増加は全国的な傾向とも重なっており、製造業や介護分野などでの技能実習生・特定技能人材の受け入れ拡大が、全国の自治体で共通して見られる動きです。船橋市においても、こうした全国的な在留資格制度の運用状況が、地域レベルの人口動態に表れている可能性があります。
出典・データの限界について
本記事の数値は、船橋市が公表している「国籍別人員表 2026(令和8)年」(住民基本台帳、各月1日時点)によるものです。このデータは上位10か国のみが公表されており、それ以外の国籍の人数や、外国籍住民全体に占める割合までは本記事だけでは把握できません。また月による増減には、進学・就労シーズンなどの季節要因も含まれるため、8か月という短い期間の伸び率を長期的なトレンドと断定することにはご留意ください。船橋市全体の人口推移は人口ダッシュボードでもご覧いただけます。