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行政・財政

船橋市の地価、駅の路線でこんなに違う。国土交通省「地価公示」で見る温度差

2026-08-01

船橋市の地価、駅の路線でこんなに違う。国土交通省「地価公示」で見る温度差

毎年3月、国土交通省は「地価公示」という制度に基づいて、全国約26,000地点の土地の価格を公表しています。これは全国すべての市区町村を対象にした、土地取引の指標となる公的な価格です。今回は、この地価公示のデータから見えてくる、船橋市の"土地の値段"の姿を紹介します。

千葉県全体で5年連続の上昇

千葉県公式サイトが公表している「令和8年地価公示(千葉県)」によると、千葉県全域の対前年平均変動率は、住宅地・商業地・工業地・全用途平均のすべてで上昇しました。全用途平均の上昇率は、令和8年5.0%、令和7年5.0%、令和6年4.7%と、ここ数年上昇基調が続いています。県内の継続調査地点1,196地点のうち、実に1,058地点(約88%)が上昇、横ばいは80地点、下落はわずか58地点にとどまりました。

船橋市は千葉県内3位、前年比+5.84%

船橋市の令和8年(2026年)の公示地価は、平均29万4,444円/m²(坪単価では約97万3,370円/坪)で、前年からの変動率は+5.84%の上昇でした。全国の市区町村の中では57位という水準です。千葉県内の市区町村で比べると、浦安市・市川市に次ぐ3位で、習志野市・松戸市を上回っています。

千葉県内 公示地価が高い市(令和8年、円/m²)

出典:国土交通省「地価公示」(令和8年)をもとにした民間集計サイトの数値

路線によって、価格差は実に15倍

船橋市は多くの鉄道路線が乗り入れる市ですが、路線ごとに地価の水準は大きく異なります。

船橋市内、鉄道路線ごとの公示地価平均(円/m²)

出典:国土交通省「地価公示」(令和8年)をもとにした民間集計サイトの数値

最も高いのは東京メトロ東西線沿いで、平均240万円/m²を超えます。次いで京葉線、中央・総武緩行線、横須賀・総武快速線と続き、いずれも都心に直通する路線が上位を占めています。一方、最も低いのは北総鉄道北総線沿いの16万円/m²ほどで、東西線沿いとの差は実に15倍にのぼります。一般的に、都心への到達時間が短い路線・駅に近いほど地価が高くなる傾向があり、船橋市内でもこの傾向がはっきりと表れています。

バブル期の3分の1、でも底値からは回復

船橋市の公示地価には、1983年(昭和58年)からの44年分のデータがあります。過去最高値は1991年(バブル期)の82万5,027円/m²で、そこから2005年には17万0,008円/m²まで下落しました。現在(令和8年)の29万4,444円/m²は、バブル期のピークと比べると3分の1程度の水準ですが、2005年の底値からは1.7倍まで回復していることになります。

船橋市の公示地価、過去最高値・最安値・現在(円/m²)

出典:国土交通省「地価公示」(令和8年)をもとにした民間集計サイトの数値

数字を読む上での注意点

千葉県全体の変動率は、千葉県公式サイトが公表している「令和8年地価公示(千葉県)」の一次データに基づいています。一方、船橋市の詳細な数値(路線別・市区町村ランキングなど)は、国土交通省「地価公示」の原データを集計・公開している民間の不動産情報サイトの数値を参照しました。公示地価はあくまで標準地における鑑定評価であり、個別の土地の実際の取引価格とは異なります。実際の不動産取引を検討される場合は、不動産鑑定士や宅地建物取引業者にご相談いただくことをおすすめします。

次にできること

この記事で紹介した数字は、実際のダッシュボードでもっと詳しく、最新の状態で確認できます。