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船橋競馬の売得金は過去最高を更新中。でも売上の9割はネット投票という話
2026-09-06
定期券利用率ランキングの記事で触れた船橋競馬場駅(京成電鉄)。平日の通勤利用が少なく、定期券利用率が市内で最も低い駅でしたが、その「本家」である船橋競馬場は、今まさに売上が過去最高を更新し続けているという、意外と知られていない話を紹介します。
売得金は4年連続で過去最高を更新
船橋競馬を運営する千葉県競馬組合の発表によると、年間の売得金(レースへの投票の総額、いわば売上)は次のように推移しています。
- 令和3年度:886億7,443万円
- 令和4年度:947億3,960万円
- 令和5年度:962億814万円
- 令和6年度:994億7,598万円(過去最高)
令和3年度から令和6年度にかけて、売得金は+12.2%増加しました。この間、開催日数も59日から65日へと増えていますが、1日平均の売得金で見ても、着実に高い水準を維持しています。
平成2年度の旧ピーク(508億円)を、今はほぼ倍の水準で上回る
船橋競馬の売得金は、かつて平成2年度(1990年度)に508億954万円という記録を打ち立てましたが、その後、公営競技全体の売上低迷を受けて長く低迷した時期がありました。2017年度(平成29年度)に、27年ぶりにこの記録を更新し、その後も増加が続いています。令和6年度の994億7,598万円は、この旧ピークのほぼ2倍(+95.8%)にあたります。
売得金の約9割はインターネット・電話投票
船橋競馬の広報資料によると、令和6年度(12月開催分まで)の総売得金のうち、電話・インターネット投票が占める割合は89.3%でした。つまり、実際に競馬場に足を運んで投票する人は、売上全体から見ればごく一部で、売上を支えているのは主にネット投票だということになります。
来場者数は、コロナ禍前の水準に向けて回復中
一方、競馬場そのものへの来場者数(入場人員)は、新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込んだ時期があり、令和6年度は新スタンドの完成などもあって回復が進んでいるものの、1日平均入場人員は令和6年12月開催までで2,844人と、コロナ禍前の令和元年度(1日平均3,776人)の水準にはまだ届いていません。船橋競馬は「船橋競馬経営計画2028」の中で、令和10年度までに本場1日平均入場者数3,300人を目標としています。
この記事について
本記事は船橋市統計書やBODIKのデータではなく、船橋競馬を運営する千葉県競馬組合が公表している「開催成績」の発表資料・広報事業の企画提案仕様書をもとにまとめたものです。千葉県競馬組合は千葉県・船橋市などで構成されており、収益の一部は構成団体に配分される仕組みがありますが、船橋市への配分額の詳細は本記事の調査範囲では確認できていません。最新の開催日程・成績は、船橋競馬公式サイトでご確認ください。
参考
- 千葉県競馬組合「令和6年度船橋競馬の開催成績について」:blog.f-keiba.com
- 千葉県競馬組合「令和7年度船橋競馬広報事業業務委託に係る企画提案仕様書」(来場人員・ネット投票比率):PDF
- 「船橋競馬経営計画2028」:PDF
- Wikipedia「船橋競馬場」(平成2年度の売得金記録)