人口・世帯
船橋市24地区、高齢化率の差は20ポイント以上
2026-08-02
船橋市全体の高齢化率(65歳以上人口の割合)は23.9%(令和6年)です。ただし、これはあくまで市全体を平均した数字であり、市内24の地区コミュニティ別に見ると、実態はかなり異なります。船橋市が公表している地区別データをもとに、この違いを見てみます。
最も高い地区と最も低い地区、その差は20ポイント以上
船橋市の資料によると、令和6年時点で高齢化率が最も高いのは松が丘地区の37.9%、次いで大穴地区37.3%、八木が谷地区36.0%、高根・金杉地区35.7%と続きます。一方、最も低いのは坪井地区の15.0%で、宮本地区・本町地区がともに18.2%で続きます。最も高い松が丘地区と最も低い坪井地区の差は、実に22.9ポイントにおよびます。
地区コミュニティ別 高齢化率(令和6年、%)
出典:船橋市「令和6年度 ふなばしの人口」
高齢化率が高い地区に共通するのは「昭和の団地・住宅地開発」
高齢化率が高い上位の地区(松が丘、大穴、八木が谷、高根・金杉)は、いずれも昭和40年代から50年代にかけて、鉄道の延伸とともに一斉に宅地開発が進んだエリアです。同じ時期に一斉に若い世代が入居したため、その世代がそのまま高齢化した現在、地区全体の高齢化率が高くなる、という現象が起きています。実際、松が丘地区の高齢化率は2015年の36.9%から2019年には38.9%まで上昇したのち、2024年には37.9%とやや落ち着いています。
高齢化率が低い地区の共通点は「都心部・新興住宅地」
一方、坪井地区・宮本地区・本町地区は、いずれも比較的新しい開発や再開発が進んでいるエリア、または船橋駅に近い都心部です。坪井地区は2015年の10,858人から2024年には12,952人へと人口が増加し続けており、生産年齢人口(15〜64歳)の流入が続いていることが、低い高齢化率につながっていると考えられます。
この記事の裏付けについて
本記事の数値は、船橋市が公表している「令和6年度 ふなばしの人口」に掲載されている、24地区コミュニティ別の年齢3区分別人口データによるものです。地区の区分は、船橋市の「地区コミュニティ」という独自の区割りに基づいており、行政区域(町丁目)とは必ずしも一致しない点にご留意ください。市全体の高齢化率の推移については高齢者向け住宅ダッシュボードでも詳しくご覧いただけます。